CaravanTour2011

地元にまったく音楽のネットワークがなかった
わたし。

どうしてもどうしても地元で活動したくて、
小倉市役所に 電話するという奇行にでた。

「岡村トモ子というものですが、小倉市内で音楽活動させてくれよ。」と。

5件くらいタライまわしにされたのち、秀逸なお役所仕事のおかげで、ある人物に辿り着く。

そしてこのツアーが企画され、決行されたのです。
ご覧あれ、3日で6本、10セットというハードツアー
の中身。

2011.10.14.Fri. 昼

@チャチャタウン小倉 14:00~/16:00~ 観覧無料
岡村トモ子(AS)・久保田浩(P)・YUKI(WB)・白石二郎(G)


CaravanTour2011

ツアー初日。初回。大雨。雨女疑惑。
場所は…あろうことか高校初デートの地「チャチャタウン」。
観覧車きらいなのに、無理やり乗せられた苦い想い出。なつかしい。感慨深い。
女子高生トモ子が胸をトキめかせていたこの場所で、違うトキメキを味わう。

前日までものすごく緊張していた。何しろ初の地元ソロツアーだから。自分の愛する町でライブをするということの重みと、おこがましいながらに貢献したい意気込みで、一週間以上前から変なテンションになっていた。3日前から寝れなくなるという史上最大の緊張具合。
でもライブが始まった瞬間、予想外のディープリラックス。
どうしてだろう、地元効果だとしたら凄い。

今回ツアーをコーディネートしてくれたジローさんは、とても優しくてイケメンなくせに、内に秘めた音楽愛がとてもアツい素晴らしい方。北九州の音楽シーンに真剣に取り組んでいる奇特なお方です。

そう、小倉市役所電話事件のとき、最終的に行きついたのはこの人。
どこの馬の骨かもわからんわたしに向き合ってくれて、チャンスをくれた恩人。
本当に大当たりをひいた。運を使い果たしたかもしれない。それでもいい。

今回はずっとギタリストとしても参加してくれ、スタッフ作業も大変だったことだと思います。頭が上がらない。足を向けては寝れない。お尻向けて演奏してたけど。

あの日、市役所に電話してなかったら、この日は無かった。


2011.10.14.Fri. 夜

@ストロベリーサワー
20:00 OPEN /20:30 START/CHARGE¥2,000
岡村トモ子(AS)・久保田浩(P)・YUKI(WB)・白石二郎(G)


CaravanTour2011

チャチャタウンで2ステージを終えて、夜は黒崎のストロベリーサワーという雰囲気のいいライブハウスで。ここでも2ステージ。

このツアーをするにあたってジローさんがわたしにどうしても紹介したいと言って紹介してくれた人物。ピアニスト久保田浩さん。東京での活躍の後、8年前から地元北九州に戻って音楽活動をされているのだそう。

びっくりした。これまで経験したことのない音圧。物語みたいな旋律。マイワールド全開の久保田さんのプレイ、調律までこなす耳の良さ。今回のツアー中、わたしはずっと刺激を受け続けた。わたしのような若輩者のバックを引き受けてくれるような方ではないはずなのに、気さくに話してくれたり、演奏では支え続けてくれた。

そしてベースにはYUKIさん。ジローさんの相棒であり、珍しくも女性ウッドベーシスト。このお方は本当にかっこいい。さばけていて、ハッキリもの申す。楽屋トークがいちいちかっこいい。「こんな女になりたい」と思える相手がまさか九州におろうとは。

そしてここでは同世代の地元ミュージシャンとの出会いがあった。
テナーサックス まお君。ギタリスト 竜徒君。

ふたりともすごくうまい。
でもうまいだけのミュージシャンなんてゴマンといるが、彼らはきっと北九州音楽シーンをとても愛している。演奏で場の空気をハッピーにする素晴らしいミュージシャン。

同世代の二人と今後いっしょに地元を盛り上げていけるとしたら…もっっのすごくワクワクした。「また帰ってきたらぜったい一緒にやろう」と言ってくれ、これはつまり友達ができたと言っても過言ではない。

あの日、市役所に電話してなかったら、この日は無かった。


2011.10.15.Sat.昼

@カフェ「UMINEKO」 観覧無料
岡村トモ子(AS)・久保田浩(P)・YUKI(WB)・白石二郎(G)


CaravanTour2011

そしてツアー2日目。

偶然にもこの日オープンした門司港駅前のカフェにて路上アコースティックライブ。観光客も多いこの場所で、たくさんの人が足を止めて笑顔で聞いて行ってくれた。海の見える駅で清々しい2ステージ。

地元の知り合いもたくさん聞きに来てくれた。10年ぶりに会う友達もいて。ママになったりツマになったり。みんな人生イロイロだ。こういう環境下において「変わらないねー」という言葉は決してほめ言葉ではないから気をつけよう。

久保田さんは鍵盤ハーモニカで参加してくれた、最高によかった。
ここのオーナーは門司でブリックホールを経営されているそうで、来年はそこで、というお誘いもいただいた。嬉しすぎる。

このツアーではジローさんが本当にたくさんの人を結び付けてくれた。
自分の力ではこんなに素敵な人にまとめて会うことなんてできない。

とにかくあの日、市役所に電話してなかったら、この日は無かった。

ソロツアーレポートtopに戻る