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「Jazzをやる人」


なんだか私の周りのJazzプレイヤーにはグレーのパーカーを好んで着用する人が多いです。
しかも彼らは3回に2回という高頻度で、グレーパーカーを身に纏い登場します。

たぶん絶対何かあるんだと思うわけです。

かのロックバンドは「白にも黒にも染まらない」というコンセプトでそのバンド名をつけたそうです。
ロック魂に欠ける私なんかは「グレイ」という色は黒にも白にも染まった結果できる色なんだけどな、
と思いがちですが、でもきっとそんなことを言ったらアリーナが大変なので控えます。

Jazzメンが灰色を好むのは「平成Jazzファンの性」がゆえなのではと推察します。
たぶん、古いレコード音源を好んで聴いていると、どれもジャケがモノクロなので、いつしか
「Jazz=モノクロ」の方程式が刷り込まれます。

それでいて、青春時代に口ずさんだあのロックバンドへの憧憬があいまったかどうかは分かりませんが、
そんなこんなで気が付くと毎朝グレーの服に手を伸ばすのです。

なぜトレーナーでなくパーカーなのかというと、「ちょっとだけ守られたい。主にハートを司る頭部を。」という
彼らの隠れたコンサバティヴィティだと思います。

というわけで、今後は私もJazzを吹くときは極力グレーパーカーに袖を通そうと思います。
それが平成Jazzへの敬意なのではないかと思うゆえです。

(2008.6.4)

「乙女と猫」


最近、友人の喫茶店で猫を猫可愛がりしていると、突然偶然にも音楽友達が 店に来て、「乙女と猫は実は
相容れない仲なのだよ」と言い放ちました。

そもそも猫への愛よりも、気ままに暮らしてるだけで人々を魅了する猫への嫉妬の方が強い私は「そうだろうよ」
と返しました。

男は恋でも愛でもロジックを持ち出します。
理由と動機と行動が、いつも秩序の下に整然と並んでいます。

こういうロジックで以って、乙女との喧嘩に対峙すると、勿論二人はエターナルにパラレルです。なぜなら、
乙女の多くは大抵怒って5分も経たないうちに怒った理由を忘れ、右脳だけで感情を消耗しようとするからです。

男性は喧嘩の原因となった問題を解決しようとしますが、その解決を乙女はちっとも望んでいません。
だってその時点で乙女は怒った理由など忘れてますから。

男は基本的に哲学者です。
終わった恋愛のことも、哲学的思考で秩序づけて考察を巡らします。
だからムカシノオンナを思い出したりして、なかなか忘れられなかったりします。
左脳派ですね。

女は右脳派。
未来志向で、過去は忘却の彼方に捨て去ります。
前向きですが、自分の歴史を哲学的に考察することも嫌いなので、過去と同じような恋愛の失敗を繰り返すことも

ありますが、失敗しても泣けばいいだけなので別段改善の努力はしません。

男は犬。女は猫。
だからやっぱり乙女と猫は相容れないのだと思います。

(2008.6.9)

「かあさん」


先日、高田馬場駅前にひっそりとただずむかどうかは分からないけれど、とにかく大戸屋に行ったのよ。
人は誰しも飲みすぎた翌日に、贖罪のように栄養あるもの(往々にして定食)を食べて、昨日のことを精算しようとするの。

というわけで、私も前日の暴飲を見てみぬ振りするために、何か身体にいいもの(しかして定食)を食べに高田馬場をうろついていたわけなのよ。

そうすると、数ある定食屋がある中で、チェーン店特有の安定感(バンドだったらぜひベースを弾いてほしいくらいのそれ)でもってこちらに訴えかけてくるわけよ、OH!TOYA!が。

当方オトメとしてもそういった安定感には目が無いわけ。需要と供給が一致したところで、既に地場産業を応援するという ポリシーというには脆すぎる何かが簡単にチェーン店にひれ伏したわけ。のっぴきならなかったのよ。

というわけで、注文を済ませて席に座り、全面禁煙に関心しながらも、レシートを眺めていると…

「かあさん…¥682」
飛び込んでくる人身売買。

なんと「かあさん」を、あろうことか「682円」という格安で、あまつさえ「円」を「¥」表記で…購入したとは。
何気ない高田馬場の昼下がりに、大してオシャレしていないオトメが、小粋に注文して購入した「かあさん」。それが682円。

でも考えてみると「かあさん」の値段設定って難しいと思うのよ。
682円は安いように感じるけれど、でも「お母様」じゃなくて敢えて「かあさん」としている親しみやすさからすれば妥当なのかもしれないわ。だって「かあさん」に6820円は高石、68円じゃあなぇ。

結局かあさんは「お金じゃないのよ!」って言う人種だし、お金に関しては682円でいいかと思ったの。
「お母様のおチキン 煮お定食」なら6820円だしてもいいけど。

…っていうかそもそも「チキンかあさん煮定食」を「かあさん」って略す大戸屋のセンスに、
私は疑問を感じるのよ。
同じ4文字なら「チキン煮」でいいじゃないっ!

「かあさん」を一日に何十人も売るなんて道徳的に良くないわ!
ほんと親の顔が見てみたいけど、そのかあさんをあいにく私が完食しちゃったのよねー。

(2008.10.23 ブログ「万華鏡な毎日」より)

「若者」


私はやっぱりギリギリでいたいのよ。

結婚式で聞く「平凡な幸せ」も、お父さんに勧められる「安定した生活」もいらないから、
常にギリギリ自分が「まだだめ」と思うような場所で頑張り続けたいのよ。

(2010.8.5 ブログ「万華鏡な毎日」より)
万華鏡な毎日